CT110 blog - ハタ坊 日記

我が生涯最後のバイク(!?)になるであろう、Honda CT110 (愛称 : ハタ坊) の徒然日記

y2018 ウルトラ久々に極寒期バイク野営ツーリングに出撃しる

時は西暦2018年2月17日(土)。 

いよいよ出撃の日がやって参りました。 ハタ坊を購入して以来、お初となります極寒期の野営ツーリングへの出発の日であります。 前週の3連休はしれっと過ごして、翌週の本日土曜日から1日休暇を取っての3連休での出撃であります。

行先は山梨・静岡県境エリア。 当然ながら道中で予てより調査しておいた林道を何本か走る予定でおりましたので、お宿場となる野営地は相応に山奥の場所になると想定してヲリます。 

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■第一日目:天候 晴れ

前週の3連休は家事雑用と出撃前の荷物準備に割り振りまして、入念に持参荷物の品定めをしてヲリました。 OFF会ではないソロでの野営ツーリングは2009年以来となるので、勘が鈍ってないかとちと心配にはなりますねぇ。

時刻は午前10時半。 寒いからと自宅内でコ~シ~なんぞ啜りながらノロノロと出発準備をしていたモンだからこんな時間になってし~まった。(苦笑) とはいえワッシのスロ~スターターっぷりは今に始まった事ではないので気にしないのだ。 でわでわ行って参ります。

2月の凍れる気温の中、R52を只管に南進して途中、身延辺りで山中にある怪しい道にエスケープして行きます。 ウネウネと続く細い山道を上って行くとほどなくして分岐に差し掛かりました。 行先に林道名が書いてあるのですが、当然ながらこんなローカル過ぎる林道はスマホでググッっても情報は出てこないので、行先の集落名を頼りに進むしかない。 と路肩にバイクを停めて思案しているとだ....。

どこからどもなく猟犬風??のワンちゃんがすり寄って参りました。 立派な首輪を付けているので、野良ではなさそうな感じ。

妙に痩せてる感じがしないでもないですが、毛並みも良く眠たげなお顔でウエストバッグにスリスリと顔を寄せてきます。 おぅおぅ、人懐っこいねぇ~、チミは。(笑) なんて暫くはワンちゃんとお戯れになった後、先に進むことにしまして候。

その後全線舗装路の狭い林道を通って一旦R52に舞い戻った後、富沢方面に進軍して、再び山中に分け入ります。 今回の野営ツーリングは新しい林道の開拓も兼ねてヲリますので、目星を付けておいた道をグングンと進んでいきます。

しかしながら新規の林道探索をしているとよくあるあるの光景が....。 ハイ、こちらの道は路肩崩落でバリケードで塞がれて全面通行止となってヲリました。 んぐぐぐぐ、、、、残念無念。

そして気を取り直してやって参りましたのは、10年以上前に一度訪れた事がある林道。 その名を 林道鯨野森山線〜林道上徳間線 と申します。 恐らく途中の峠で行政管轄が変わる為か入口側と出口側で林道名が変わるパターンでありますね。 以前走った時は鯨野側からの道はものの1Km程度で開設工事中で行き止まりだったのですが果たして今回はどうなっているのか....。

因みに以下はツーリング当時の実況報告つぶやきになります。 自分の呟きが足跡として見れるとは、イロイロと便利な時代になりましたねぇ~。(笑)

■林道鯨野森山線〜林道上徳間線

以前は行き止まりだった箇所を過ぎて高度をグングンと上げて行くと、空が開けていかにも新造林道っぽい雰囲気になって参りました。

そして且つての行き止まり地点だった峠の広場に到着しました。 13年前に来た時は鯨野側からの道はこの広場までは繋がっておらず、上徳間からの一方通行で辿り着いた場所であります。

峠の広場の切り通しからは北側の韮崎・八ヶ岳方面を拝む事が出来るのですが、2月という季節柄あちら方面の山は豪快に吹雪雲がかかってヲリました。 因みにこの峠に到着したのは14時台でしたが、外気温は確実に氷点下だったと思われます。

しばし昔の記憶を思い出しつつ余韻に浸ってヲリましたが、あまりに寒いので先を急ぐ事にしました。 この時期の日没は早いので、そろそろ幕営地を探さねばなりません。

峠からの下りは特に荒れた箇所も無くアッサリと出口である上徳間側の林道入口に到着してしまいました。 しかしこれで今回のミッションの一つである 林道鯨野森山線〜林道上徳間線 の完抜が確認出来た。 満足であ~る。

さて本日の林道探索(= 略して林探)ミッションはここまでである。 後は食料&酒の買い出しをして今宵お世話になる幕営地を見つけるだけ。 因みに何箇所は過去の情報を元に目星を付けてありますので、先ずは下界で買い出しを済ませたら、野営候補地に向かうとしませう。

んで、到着した幕営地がこちら。 なんか以前より整地されてキレイになっとりますやん。(驚) まっ、これは非常に助かりますわ~という訳で本日の幕営地は此処にけて~い。

その時の呟きがこちら👇。

陽が暮れて暗くなる前に先ずは塒を建ててしまいます。 季節柄(カラカラに乾いた厳冬期なので)大雨も降る事は皆無なので、敢えて谷側寄りに塒を設えまして候。

塒を張り終えたら、今度は塒内部の寝床の準備と晩酌の儀の準備であ~る。 今日一日よく頑張ってくれたハタ坊にも霜下り対策で車体カバーをかけておきますた。

さてさて、幕営支度も一段落しましたので、夜の帳が落ち切る前に先ずは今日一日にオチ彼さまっ!!乾杯!!🍻 っとな。

氷点下の外気温の中での独り宴会が始まったところで、喉湿しを終えたら己がエナジー源となる酒の肴を作って行きま候。 先ずは焼き餃子からスタート。

此処は残土捨て場の空き地故、飯場仕事の方達が残していったであろう焚火跡が彼方此方にある。 その跡を有り難く使わせて頂き、燃え残しで転がっている木々を集めて暖を取らせて頂き候。 深々と冷え込んできましたので、おちゃけはチベたい炭酸系ではなくやっぱり日本酒がエエなで、こちらのお酒にスイッチしまして候。

お次の肴はピリ辛焼肉炒めでおま候。 因みに今回の火器はガソリンストーブのドラゴンフリャ~君ではなくてPRIMUSのガスストーブに登場をお願いしてヲリます。

しっかり炒めたお肉に仕上げにモヤシを投入して炒めれば健康的なバランスの取れた酒の肴の出来あが~り。 コイツを肴に暖かい焚火にあたりつつ、日本酒(冷やですがw)をじっくり頂くとしやしょう。

辺りには動物の息吹さえ聞こえぬこの極寒中の星の下、夜空の月明かりが煌々と辺りを照らしてヲりました。

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■第二日目:天候 晴れ

久々の野営も酔いに任せて大爆睡ぶっこきまして、気が付けば明くる朝。 小用がてらお外に出てみればお空は今日もスカイブルー。 今日も1日良い天気んなりそうですじゃ。

お外でコ~シ~沸かすにはあまりに寒いので(陽射しの下でもたぶん気温は氷点下は確実)テント内で湯を沸かしてコ~シ~を飲む事にしまして候。

そんだばだば、朝の儀式いかせて頂きやす。 今回の旅に合わせて新たに購入した組立式テーブルを出そうかと思いましたが、億劫だったのでサーマレストマットの上をテーブル代わりにして頂く事に致しやす。(笑)

厳冬期の野営が楽だと思う瞬間しょの1。 冷蔵品がクーラーボックス要らず。 むろんこれは夜~朝にかけてだけの話になりますが、晩飯~翌朝飯を作る間だけでもクーラーボックスが要らないというのは、バイク旅ではかな~り助かるのだ。 冷蔵品は厳重に梱包してテントの入り口に置いておけばそれでヨシ!となります。

んで、本日の朝飯は昨夜の味付き焼肉の残り入りラメ~ンであります。 やっぱり冬場の朝飯は暖かいラメ~ンに限る。 身も心も温まりますじゃ~。

面倒なので乾麺以外の食材を鍋にぶっ込んで煮立てて、その中に麺を投入すれば朝飯の焼肉入りラメ~ンの出来あが~り。

でわでわでわっ。 朝飯の朝ラ~、頂きやす。

朝飯を喰い終わったらしばしのマッタリタイム。 でもその間にヤルことはやっておくの巻。 先ずは一晩お世話になりました羽毛シュラフをひっくり返して干しておくでおます。 バイク野営旅ではこ~いう地味な作業の一つ一つが大事なのでおます。

しばしマッタリと野営地の朝の時間を満喫したらば、須らくお片付けの巻。 昨夜の焚火跡もお片付けして干したシュラフもテントも畳んで出発準備完了の巻。 当然ながらゴミは全てお持ち帰りでおま候。

出発早々、本日の第一発目の林道を走ろうとしたらば、無情のゲートでクローズド。 まぁ~、そもそも論で林道はこ~いうゲート閉鎖が多いのはお約束。 気を取り直して次に行きませう~。

で、突入したお次の林道はスペシャルな大崩落で敢え無く撤退....。 ど~にも今日はのっけから調子がよろしくありまへんですなぁ~。

再びR52に舞い戻って清水方面を目指して南下。 山梨・静岡県境を越えて静岡入りして程なくすると右手の脇道に林道入口看板が見えてくる。 こちら以前、エイプ号で走ったことのある 林道小河内桑又線 でおます。

■林道小河内桑又線

林道入口の通行止のウマは避けてありましたので、そんだばだばとお先に進ませて頂きやす。 この林道も走るのはかれこれ10年ぶりくらいになりますかねぇ~。

んで、途中の写真も撮る事なく、GPSのログだけ取ったらアッサリと林道出口に到着。 今日の本文はこの先にあるラビリンスエリアの探索であ~~る。 でわでわ先を急ぐべし。

んがっ!!!

この先の林道は完抜が確認されたものの、一部私有林へと通じる林道も交差するので、あまり塩梅がよろしくない....。(苦) ンな訳でこの界隈のレポは当時の呟き参照ということでお茶を濁す事にしまして候。

■林道桑又線 ~ 林道松葉洞線

怪し林道桑又線、案の定、睨んだ通り完抜確認‼️(=゚ω゚)ノ pic.twitter.com/qXSh59njKd

今日も良く晴れて穏やかな晴天ですのぉ~。 極寒期の静岡中西部方面はこの様な穏やかな晴天が続く日が多いので大変ありがたいのでおます。

その後、怪しい林道ラビリンスエリアを退出して、静岡県道r195を終点樽峠登山口付近まで進み、終点手前の集落から分岐する 林道樽線 に突入しまして候。

駄菓子菓子....。

途中で伐採作業中につきジエンドですた。 この林道が最上部平治の段辺りで、先の林道松葉洞線の最上部から分岐する怪しい私道林道と接続してる可能性が高かったのだが、確認出来ず。 残念無念。

時刻は14時を回った頃かと思いましたが、今日のところは早目に野営地入りをするべく、買い出しをして下調べをしておいた河原沿いの某野営地に向かいまして候。

んで到着しましたのがこちらの河原野営地でおます。 陽があるウチに幕営出来ると気持ちに余裕が出るでおますねぇ~。

サクサクっと本日の塒を建てまして、ハタ坊もそそくさと夜露対策のカバーをかけてしまいます。

この野営地は河原の吹きさらしの場所故に陽が落ちると途端に冷え込んで参ります。 ンな訳で今宵の宴はテント内に引き籠ってヌクヌクモードで独り反省会という名の宴をヤリまして候。 新調した組立式テーブルもお初にデビューしての宴でありまする。

惣菜のアジフライを肴に呑んだ静岡麦酒は旨かったなぁ~。

続いての肴は静岡に来た時はお約束の一品である静岡はんぺん(しっかりお値打ち品)でおます。

コレをフライパンで軽く焼いて酒の肴で喰うのが乙なのであります。

おちゃけも静岡麦酒から第三ビアへとシフトして、今宵もしっぽりと暮れて行ったのでありました。

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■第三日目:天候 晴れ

明くる朝もピ~カンの快晴天気でありました。 朝のウチは風も穏やかで野営地の河原もノンビリした時間が流れてヲリました。

お約束の朝の儀式ことコ~シ~で寝ボケドタマを覚醒させたら、昨夜の残り物で簡単に朝飯を済ませますの巻。 今朝のメニューは昨夜の肴の鯖水煮缶の残りブチ込みラメ~ンであります。 残り物も余さず喰らい尽くすのが野営旅での食事の作法でおます。

三日目の今日は界隈の林探をしながら帰還の途に就く予定なので、早目の出発でおます。 朝飯喰ったら、そそくさと撤収&お片付け。 ゴミも全て回収して荷物に括り付けたら出発準備完了~。 それでは最終日も張り切って行きましょう~。

本日のターゲット林道目指して進軍している途中の農道から眺めた工事中の中部横断道第二東名とのJCでおます。 もうあと数年で念願の甲府 ~ 清水間が自動車専用道路で結ばれるんだよねぇ~。

そして辿り着きましたるは本日のメインイベント~、林道吉原峯山線 の入り口であ~る。 こちらも事前調査で完抜がほぼ確実視されている林道なのであ~る。

当時の呟きはこちら。

■林道吉原峯山線

意気揚々と林道を進んでグングンと高度を上げて行きますが、進めど進めど一向にダートになる気配がありませぬ。 そんでやっとこさ待望のダート路になったと思ったら....。

登場しましたるは残雪が融けて凍った日陰のバリバリバ~ン路でおます....。 取り敢えず両足ベタ付きで恐る恐る進んではみたものの、数m進んだところでリヤタイヤはグリップを失い車体が真横を向いてジエンド。

這う這うの体で反転180度して参りました。 君子危うきに近寄らずが正解でんな。

その時の様子がこちら。

本日のメインイベントが敢え無く撤退となり、今回と旅は此処までよ~のまた次回と相成りましたので、時刻も正午頃と頃合いでしたので、自宅に向かって帰還する事にしまして候。

帰還途中、南部町にある 大衆食堂やがわ にて遅い昼飯を頂きまして候。

頂きましたるはワッシの外食定番メニューの一つ、ラメ~ン&カ~レライスでおま候。 身も心も胃袋もしっかり温まらせて頂きました。 ごっちゃんでした。

そして時刻は15時前の14時50分。 無事に我が家に到着しまして候。 いやいやいや、ホント超久々の極寒期野営ツーリングの三日間、オチ彼さまでした~。 すんげぇ~、、、、楽しかったでおますよ!! やっぱりバイク野営旅は冬に限るねぇ~。 次回も絶対に行ったるでぇ~。

 

【あとがき】
今回の極寒期野営ツーリングは穏やかな天候にも恵まれ&林探での収穫も有り、非常に中身の濃い旅となりまして候。 且つ、前々から気になっていたハタ坊の弱点も今回の旅でよ~く分かりましたので、次回までに何とか対策を施したいと思いました次第。

いやぁ~、、、極寒期野営ツーリングって楽し過ぎて病みつきになりますねぇ。(大笑)