CT110 blog - ハタ坊 日記

我が生涯最後のバイク(!?)になるであろう、Honda CT110 (愛称 : ハタ坊) の徒然日記

リヤショックアブソーバ (KYB MGS330T) を分解しる

時は西暦2018年3月26日。 

前回の記事こと、超久々のwithハタ坊との極寒期バイク野営ツーリングから一ヶ月以上もの日時が経過してヲリました...。 blog上でネタまとめに奔走していると殊更に時の流れを早く感じますですじゃ。(爆笑)

それはさておき。 今回のネタは前回の記事のあとがきでちぃ~~~とばかし触れていた、ハタ坊の弱点を克服させる為の対策についてのネタでありんす。 でわでわ本項の説明に参るの巻。

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こちらはハタ坊を新車購入した直後に交換した某有名ショップが 『 コレを付けるとCT110がロールスロイスが如き乗り心地に変身します 』 と謳ってヲリました、お値段だけは超高級なKYB製リヤショックアブソーバ MGS330T@まっ赤っ赤仕様 でおます。 以降は略称してリヤショックと呼びましょう。 

まっ、ともかくだ。 この件のリヤショック、ワッシも謳い文句をそのまま信じて大枚叩いて購入した訳ですよ。(⇦ ハイ、その時点でアンタ~の負けね!!) 確かに独り身軽な恰好で市街地のみを流している分には腰砕けちっくなまでに柔らかいバネのお陰で乗り心地は悪くはなくなったでおま候。

んがっ!!!

コレが大荷物を積んだ山旅林道走行仕様で使うとなると、状況が一変しまして候....。(苦) 乗り心地が良いと騙されて思わされていたのは単にスプリングが柔いだけの事であり、ちょいと野営道具を積みマシマシして(+30Kgくらいですかねぇ~....)ダート林道でも走ろうモンなら、それこそこのリヤショックはフルボトムしまくり~ので、ガッツン!!ガッツン!!と底上げを喰らって堪ったもんじゃなし(痛)ということが発覚しまして候。

取り敢えず、お慰みで付いているイニシャルのバネレートを上げるアジャスターを最大の位置(Max.5の位置)にしてはみたものの、それでも未だスプリングのヤワさ加減を吸収出来ずにダート林道はおろか舗装路走行でもフルボトムしまくりなのでありました。

そんな最大級の弱点を克服すべく、ワッシが無いIQを最大臨発揮して考え付いたのが以下の二案なのでありました。 してその二案とわわっ。

 

先ず、ダメモトで購入しましたるは、某TK社製の強化スプリングでおま候。 この強化スプリング、純粋にレース用途の部品であり、ハタ坊が装着している MGS330T には装着不可との記載があった。 なのでありんすが、実は並行思案していたカクレ第三案の方での活用が図れること意図して購入した次第であ~る。

そして二案目のもう一つが実は本命対策の一手。 採寸して某樹脂加工メーカに特別発注したスプリング・イニシャルレートマシマシ用嵩上げカラーであ~る。

ともかくだ。 上記の二策の実際の塩梅を確認すべく、ハタ坊から件のリヤショックを取り外す事に相成りまして候。 そうとなればリヤサスペンション界隈をサクサクっとバラしてリヤショック本体を取り外すのみ。

そうして取り外したのがこちら。 MGS330T リヤショック でありんす。 イニシャルバネレート調整アジャスタを再弱にすれば、その状態でも素手で簡単にバラせてしまえるくらいにヤワいバネレートなのでおます。(⇦ 問題アリ過ぎっ!!)

バネを押さえているプレート(= リテーナ)を1cmくらい手で押し込むだけで簡単に外れてしまいますからねぇ~....。 如何にバネレートが柔いかお分かりになるかと思いま候。

先ずは MGS330T に装着されてるノーマルスプリングと購入した某TK社製強化スプリングとの比較。 自由長はノーマルスプリングの方が若干長いが、強化スプリングは何よりスプリングの線径が太い。 これならバネレートも高いですわいな。

こうして立てて比べてみてもその差(⇨ スプリングの線径の差)がまじまじと分かりますわな~。

で、ここからが本題。 TK社のカタログにも謳ってある様に、ま・こ・と・に残念ながら、この強化スプリングはそのままでは MGS330T には装着不可。 片側のバネの口径が絞ってある為、途中で閊えてしまってショックアブソーバ本体の最後までスプリングが入らないのであ~る。

じゃぁ~、バネの入り口部の口径を絞っていない反対側を入れたらどうかというとだ。 この様に最後まで押し入れる事が出来ますですじゃ。

なんですがっ!!!

その付け方をしてしまうと、今度はスプリングを固定する蓋の役目をするリテーナのサイズが合わなくなって嵌らなくなってしまうのでありんした....。 残念無念。

という訳でカタログの謳い文句の通り、そのままの状態ではど~やってもTK社製強化スプリングの装着は出来ないのであった。 が、実はこれは想定内なので然程問題ではない。 いづれネタ明しをする第三案の時に説明すると致しましょう。

ということでお次は二案目。 特別発注したスプリング・イニシャルレートマシマシ用嵩上げカラーの装着であ~る。

いや、サスガは日本が誇る有名メーカだけの事はある。 加工精度もバッチリで一発フィットで樹脂製カラーは嵌りまして候。

後はノーマルスプリングを嵌めて元に戻せば、スプリング・イニシャルレートマシマシカラーで強化されたリヤショックの出来上がりだ~。 これにて一件落着。

といきたかったのでありんすがっ!!!

実はこの後しっかりオチがありあまして(笑&泣....)、このイニシャルレート強化策は棚上げ&先送りとなったのでありました....。(哀)

その顛末は次回の講釈で。wwww